あいのて活動報告(日本財団ROAD PROJECT)

避難者へ飲料水を届けようプロジェクト

わたしたち「あいのて」では、5月初旬から、かつ拠点でもある千葉県野田市の方々から物資を収集し、宮城県南三陸町へ運搬、さらに地元のさかならさん「さかなのみうら」の三浦保志社長や地元の漁師さん達と一緒に自治体の手が届かない在宅避難者や自主避難所の方々に物資を配布する活動を行ってきました。しかし、その支援活動を行っている中、他の地域よりも南三陸町では水道の復旧がとても遅れていることを知り、お聞きしたところ、現地では飲料水はもとより、生活用水までが不足しており、大変不自由な生活を送っているということでした。
そこで、私達「あいのて」では、個人宅や仮設住宅を中心に、飲料水をお届けしようという計画を致しました。

電動アシスト自転車

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「あいのて」のメンバーには未成年や運転免許を持たない者もいますので、飲料水の運搬には免許のいらない「電動アシスト自転車」が必要という事になりました。
電動アシスト自転車は、非力な女性でも水の重さに振られないよう、三輪のものにし、ペットボトルのミネラルウォーターを前後のかごに入れて安定感をチェックし、平地であれば女性でも楽に走行できることが確認できました。


テスト走行

平地では問題なく走行できる、ミネラルウォーターを満載した電動アシスト自転車でも、南三陸町は起伏が激しく坂道も多いため、実際に何箇所にも配布を行うとなるとどれくらいの労力が必要になるのかテストしてみました。
以下の写真は、現地活動拠点より志津川高校避難所までのテスト走行。
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テストの結果

結局、活動拠点から志津川高校避難所までは、行き1時間、帰り40分かかりました。志津川高校の入口の坂道は他の道に比べるとかなりきつい方なので、他の場所でも対応可能と判断いたしました。ただ、これはリアカー無しでのテストなので、もしリアカーが付くともう少し厳しくなりそうです。

リアカー到着

自転車に装着するリアカーが到着しました。これにより多くの飲料水を運ぶことができます。
悪路でも対応できるようタイヤはノーパンク仕様です。
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メンバーによる配布活動

第一回目の配布はメンバーのタケシとユキが担当しました。(詳細はこちら「配布報告」にて)
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原付バイクに変更

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やはり、南三陸町の坂道は厳しいので、運転免許を持っているメンバーならば、わざわざ自転車で配布する必要も無いので、2台購入予定だった電動アシスト自転車のうち、1台は中古の原付バイクにしました。

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